ストックホルム県 (Stockholm County)
産業的にはサービス関連産業の県内産業占める割合が85パーセントと全国平均の65パーセントを大きく上回っている. 製造業では、エリクソン、IBMスウェーデン、アルファ・ラヴァル(Alfa Laval)等の大企業が県内に各地に拠点(必ずしも本社ではない)を置いている. 医薬品業界の最大手アストラ・ゼネカも県内に拠点を設けている. 首都を抱える県という性格上、中央政府の関係機関が多く、そこに勤める就業者の割合も他県に比べて高くなっている. カール16世グスタフ国王が公式行事を行うストックホルム宮殿もストックホルム市中心部の旧市街(ガムラスタン)に位置する. 県内には国内線を中心とした便の発着があるストックホルム・ブロンマ空港がある. この飛行場は市内中心部からバスで30分前後の近さにあるので、国内のビジネス客や旅行者に頻繁に利用される.
最近では中近東・アジア・中南米からの移民が県内の特定の地域に特に独自のコミュニティーを形成している(形成せざるを得ない)状況がスウェーデン社会への統合という点から問題になっている. 特に県内のスンドビーバーリ(Sundbyberg)市リンケビー地区(Rinkeby)やボートシルカ(Botkyrka)市などでは、移民と地元住民との生活上の摩擦、移民の住環境の悪化、移民の就職難が大きな問題となっている.
ストックホルム県下には26の市がある. (スウェーデン語のアルファベット順)
* ボートシルカ (Botkyrka)
* ダンデリード (Danderyd)
* エーケレー (Ekerö)
* ハーニンゲ (Haninge)
* フーディンゲ (Huddinge)
* ヤルフェッラ (Järfälla)
地図 - ストックホルム県 (Stockholm County)
地図
国 - スウェーデン
スウェーデンの国旗 |
人口は1022万人(2018年11月スウェーデン統計庁による). 北欧諸国では最大の人口を有する. 住民の大半は北方ゲルマン系(スウェーデン人)だが、北部には少数のサーミ人とフィン人が暮らす. 宗教は国教であるルーテル教会が大多数を占める. 言語はスウェーデン語が公用語であり、他にサーミ語やフィンランド語などが存在する.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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SEK | スウェーデン・クローナ (Swedish krona) | kr | 2 |